「saruが1等前後賞あわせて
3億円を手に入れた。」
「まさか当たるなんて夢にも思いませんでした。
震えが止まりません」
saruは興奮さめやらない様子で語った。
しかし、
「使い道はどうしますか?」との質問に対しては声を詰まらせた。
「実は…」1分程の沈黙を切り裂き、saruはさらにこう続けた。
「もし3億円当たったら、指名手配ゲームをするって約束しちゃったんです。捕まえられたら3億円全部あげるって…。怖いんです!冗談ですませてくれる相手じゃないんです!助けて!!」と。
どうやら追われる立場になってしまったようだ。
「まるでチャンピオンですね」
とジョークを言ったつもりだったN記者は、
音速でsaruに息の根を止められた。
それっきりsaruの消息は不明である。
「saru氏、サーフィンで
単独無寄港世界一周達成!」
3歳でサーフィンの世界チャンピオンの座を獲得して以来、
本人いわく、
「刺激を求めていた」
saru氏が、サーフィンボード小脇にかかえ、三浦半島を出発し、西回りでサーフィンの単独無寄港世界一周を達成し、このたび三浦半島の某水族館で記者会見を行った。
しかしサーフィンと言えば、波。
「距離をこなすのは大変だったのでは?」
という記者の質問を、ちっちっちっと指ワイパーで軽くいなし、
「天才の前には波も来るのさ」と余裕の発言。
冒険の間、何度かヘリコプターで食料の補給を受けたが、
そのヘリコプターの操縦士によると
「そうですねぇ、たいていあのなんて言うんですか、沖へ出る前にやってるカメみたいな泳ぎ、あの姿しか見てないっす」とのこと。
5年の月日をかけて、ビート板で世界一周泳ぎ切ったというのが、正解かもしれないとのささやきが、記者会見場のあちこちで聞かれたが、
ご機嫌のsaru氏は
「次は東周りなどというケチなことを言わず、南北どちらかで周わってみたいね」
と、壮大な計画を口にしたそうである。
(木下なおみ記者)
「初のsaru狩りが行われる」
先月、国会で総理らによって強行採決された
「saru禁止法」に基づいて、
このほど始めて全国でsaru狩りが行われた模様である。
ご存知のとおり、最近ではsaruが静かなブームになっており、saruを趣味とするものが町中にあふれてしまって、治安の維持もままならない状態。
さらに、最近では、国家機密や外交機密まで、すべてsaruに持ち出される始末で、さすがの総理も完全に頭に来てしまったようである。
ちなみに、saruを捕まえるのは、これまた引退したsaruであるから、本末転倒なのである。
うまい具合に国家公務員になったsaruが、こんどは堂々と情報を持ち出さないか、そちらのほうが心配である。
また、ちまたに氾濫したsaru塾や、saru修行場も一斉捜索を受けており、全国組織にまで拡大した各saruの里では、ショックを隠し切れない。
先日、全国フランチャイズ展開を完了した
「(株)saruの里」の代表は、
「これからは、国家公務員試験対策に重点を変えるしか無い」と話していた。
(生首らぁ〜記者)
マイミクさんがしてったからしてみた〜
オモロオモロ♪
やってみてみて〜♪
「日刊あなた」